やねうらストーリー

東京で働く人の、頭の屋根裏にあるこぼれ話

ネット上の文章の未来

長いこと放っておいたけれど、ブログ再開!今回こそは少しずつでも毎日更新できたらいいけど、出来るかな?

 

浅野いにおさんのふんわり男を読みました。ふんわり鏡月の広告の一環の漫画で、更新回数に伴ってストーリーが少しずつ変わる仕様がウェブで話題になってます。

 

漫画のクオリティは高いし娯楽として読むだけでも面白かったけど、やっぱり読むたびにストーリーが変わる工夫に一番はっとさせられた。細かく言うとネタバレになっちゃうから書かないけど、普段漫画とか本とかを読む時に、無意識のうちに想像でストーリーをけっこうふくらませてるんだってことに気づいた。作品中で読者に与えられている情報って限られていて、そこを想像でふくらませるところに読む楽しみがあると思うんだけど、この作品だと想像の答え合わせみたいなことができる。そうすると初見よりももっと深く登場人物のことを知る事が出来て、読むことに対する姿勢が少し変わった気がした。そしてそういうフォーマットの話を抜きにしても漫画面白かった。ソラニンも読みたい!

 

他にデジタル媒体であることを利用した記事だと、小野ほりでいさんの http://sougi.minrevi.jp/kikaku/space/ が印象深い。デジタルとアナログの効果的な融合に、ネット上の文章の未来があるのかな、って思う。