やねうらストーリー

東京で働く人の、頭の屋根裏にあるこぼれ話

インターンシップ活動 @ アメリカ

やっと、やっと、インターンシップを追い求める旅が終わった…長かった。太平洋の向こうで水素水がはやったり、ベッキーが早速復帰したりする中、私はひたすら期末試験と戦い、インターンに応募し、落とされ、また応募して、を繰り返していました。結論から言うと、3社とパートタイムでインターンすることになりました!そのうち2社はリモートワークなので、時間のマネジメントは出来るだろうと踏んだ上での決断です。というか、1社ずつだいぶ間隔が空いてオファーが来たので、オファーされた順に受けていったらこうなった、というほうが正しいかな。いやー、思っていたよりずっと厳しかったです。全部で27社に応募して、インタビューまで行ったのは7社。残りの20社は返事なしか、空きがありませんという返事が返ってきたかがほとんど。つまり書類落ちです。

 

私が本腰を入れてインターン応募を始めたのは3月上旬。遅いですね。だいたいの生徒は1月あたりから始めるんだけど、私は第一希望の会社が3月下旬にならないと応募受付を始めないのと、ざっとみて出版業界は4月締め切りのところが多いな、と思ったのもあって、のんびりしてました。そこから応募する会社のリストを作って、春休み中に履歴書とカバーレターを仕上げて、一週間で10社くらいに応募しました。大手のところばっかり。

 

まあこんだけ応募すりゃちょっとは返事も来るだろうと思って待つこと一週間。

 

二週間。

 

三週間。

 

四週間。さすがにこれはまずいと気がついた私は、4月上旬になって必死でリストに会社を増やして、鬼の形相でほぼ手当たり次第に応募しまくり始めます。でもやっぱり返事は来ず。この時点で一ヶ月くらいどこからも連絡が来てない…! 返事が来ても、もうポジションは埋まりました、とか、秋にまた応募してね、とか。もう寝ても覚めても気になるのはインターンのことばっかり。こんなんじゃ就職なんてもってのほか…お先真っ暗だ、卒業後は日本に強制送還か、と思った矢先、日本文化を主に扱う英文雑誌から連絡が来ました。スカイプ越しのインタビューで気に入ってもらえて口答でオファーが来たときは嬉しかった!

 

そこからも応募を続けることさらに一ヶ月、応募数を増やしたからかやっと少しずつインタビューへのお誘いがくるようになりました。ぜひ行きたいと思っていた第一志望の会社からも。でも緊張しすぎたせいか見事にインタビュー後に不合格の連絡が来て、あっけなく夢ついえる。しょんぼりしていたところ、オンラインでたまたま見つけて応募した教育系の出版会社から連絡が来て、インタビューして、とんとん拍子でオファーを頂きました。あともう1社は、ブックエージェントのアシスタントとして、ひたすら原稿を読んで、没か採用か検討かのレポートを書くもの。これはサンプルレポートを送って選抜してもらいました。

 

結果としてはやること盛りだくさんの夏になったのでよかったけれど、ここ何ヶ月かのインターン活動はけっこう辛かったです。自分で言うのも恥ずかしいけれど私はいわゆる挫折をしたことがない若者で、大学受験もその他もろもろも、苦労の末なんとかいい結果に終わることがほとんどでした。でも今回、大手から声がかかったのは1社のみ、それも不合格に終わって、その他多くの会社からは返事ももらえませんでした。

 

まあでも終わって考えてみると、基本的には経験不足がたたったところが大きかったんじゃないかと思います。出版社の編集で働くには、一番下っ端でも数年の経験が必要とされるので、まずは無給のインターンから始める人がほとんど。そのため無給のインターンでも、出版業界では大学院生や社会人の応募者がわんさか集まるので、大学三年生でほとんど経験がない私にはこの結果が妥当だったのかもしれないな、とも思います。現実を突きつけられたのはよかった。逆にオファーを頂いた会社には感謝、ご縁だと思って精一杯頑張ろうと思っています。

 

まー、あとは実力不足かな!ごちゃごちゃ言っても、当たり前だけど実力が一番大事ですよね。インタビュー失敗したのは痛かった。ちょっと泣きました。カバーレターも、これ以上は出来ないくらい推敲を重ねて応募したけど、もっと上手に書けたのかもしれない。年齢を言い訳にしても、いろいろやってる同級生はいるはずだしな。まだまだなんだなー。インターンシップくらいのレベルで失敗を経験できてよかったと思います。

 

自分がいかにもアジア人な名前&履歴書に載っている高校が日本のだから、言語を専門に取り扱う出版業界だと眉唾な感じでみられるのかな、って思ったりもしたけど、そしてそれが全く関係なかったかどうかは分からないけど、まあそんなこと考えてても名前を変えるわけにはいかないので、実力をつけるのみ、かな。

 

卒業後のことを真剣に考え始めるきっかけになって、就職活動へ向けてのよき練習になりました。せっかく好きなことばっかりが出来る環境を整えたので、夏は楽しく過ごしたいと思います。いってきます!